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2007年 AJCE年次セミナー報告


−設計・施工一括契約(DB方式)におけるコンサルタントの役割−

日本工営梶@常務執行役
AJCE副会長 技術研修委員会委員長 畑尾成道

>>セミナー総括(PDF77KB)
>>パネルディスカッション議事録(PDF53KB)


概要

 日時:平成19年11月20日(火)13:30 〜17:30
 会場:日本工営株式会社 本社3階A会議室
 参加人数:約100名

はじめに

 2007年度AJCE年次セミナーはタイトルを「設計・施工一括契約(DB方式)におけるコンサルタントの役割」と定め、2007年11月20日(火)に行われた。欧米ではインフラ事業の工事執行において、従来の「D&B&B:Design, Bid, Build設計・施工分離執行方式」(以下DBBと記す)にかわり、「D&B:設計・施工一括執行方式」(以下DBと記す。)が採用されることが多くなってきている。発展途上国でもその適用事例は増える傾向にある。

日本でも公共事業に設計・施工一括発注方式としてDB方式の導入が検討され、すでに適用されている事例もある。インフラ構築事業に対する官民協力や民間資金の活用が図られるなかで、今後DB方式の導入が世界的に進むものと予想される。今回のセミナーの主な目的はAJCE会員から海外でのDB案件への参加事例を報告してもらうことにあった。

従来、海外ではDBB方式のもとで設計や施工管理を担当してきたコンサルタントがDB方式に対しどのように取り組んでいくべきかが大きな問題となっている。ここ数年来、FIDIC(国際コンサルティング・エンジニヤ連盟)で議論されているテーマのひとつが、DB方式におけるコンサルタントの役割や課題である。本セミナーへの関心は比較的高いと思われ、参加者は例年より多く、90名を超えた。セミナーの前半は4名のプレゼンテーターによるDB案件の概要や事例の紹介とし、後半はそれを踏まえたパネルディスカションから構成された。

DB方式の概要と事例の紹介

 1.DB方式の概要:日本工営(株) 民活プロジェクト部 藤原亮太氏
 2.韓国におけるDBプロジェクトの一例(仁川大橋):
                   (株)長大 構造事業本部 秋元仁志氏
 3.デザインビルドによる浄水場建設:
       (株)エヌ・ジェー・エスコンサルタンツ 技術第2部 鬼木哲氏
 4.設計施工プロジェクトの実態 英国契約の実例:
           日本工営(株) コンサルタント海外事業本部 杉山正氏
        
   秋元仁志氏                鬼木哲氏
  
     
   杉山正氏                藤原亮太氏    畑尾成道委員長
 

パネルディスカッション

技術研修委員会畑尾委員長がモデレーターをつとめ、上記4名のプレゼンテーターを中心に進行された。フロアーからはAJCE廣谷会長、同名誉会員竹村陽一氏、JBICプロジェクト開発部宮尾泰助課長からも議論に参加していただいた。

 >>セミナー総括(PDF77KB)
 >>パネルディスカッション議事録(PDF53KB)

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