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FIDIC Annual Review

訳責:国際活動委員会 IFI分科会

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FIDIC Annual Review 2007-2008

    >>FIDIC Annual Review 原文(英語)(PDF 649KB)
    >>FIDIC Annual Review 抄訳全文(PDF 101KB)
  
1. 会長からのメッセージ (Message from the President)

■業界の全世界的な声(The industry's global voice)
2004年にFIDICの戦略計画「我々の未来をエンジニヤリングする」が発表されて以来、FIDICの事業活動をこれに向けて継続的により集中する努力を続けてきた。この年次報告書の多くの部分は、その計画達成に向けて行ってきたこの1年間の活動について述べている。更に、FIDIC理事会はFIDICの100周年にあたる2013年の大会に向けて、構想を練っている。
John Boyd
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2. 直近12カ月間の主な行事例
(The last 12 months - a selection of key events)

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3. 世界規模の協会活動 Global Representation

■戦略に沿った直近12ヶ月間の活動概要 (Summarising how activities over the past 12 months have carried forward strategic objectives.)
若手専門職フォーラム(YPF)は、活発な交流を行い、各国の状況や経験の共有に役立っている。 CEサービスの市場動向、各国の活動範囲や規模についての実態は、毎年FIDIC年次調査により取り上げられている。
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4. イメージと情報交換(Image and Communications)

■イメージ(Image)
FIDICは、企業が彼らの社会的な評判とCE業界のイメージを向上させる機会造りを積極的に支援していく責任がある。FIDICの行事である各国でのセミナー、地域大会または年次大会は、業界動向とビジネスの実務に関する最新情報を共有し、またネットワーク化する有益な機会を提供する中核活動の一部である。
■訪問(Visits)
FIDIC役員による会員協会への定期的な訪問は、FIDICの市場での注目度の維持・強化を行うというFIDIC戦略に不可欠な部分である。彼らは、会員協会にマーケット状況や、会員が利用できるように開発したツールや手引きに関する情報交換を行う最良の機会を提供した。FIDICはしばしば、会員協会の陳情活動と営業活動を直接的に支援または強化を行うことができる。
■情報交換(Communications)
FIDICのウェブサイトである『FIDIC.org』は、FIDICの情報を広める重要なツールである。FIDICの行っている様々な活動へより多くアクセスしてもらうために、絶えず改善が図られている。
■FIDICニュース(FIDIC News)
FIDICニュース電子版は、外部とのコミュニケーションの大きな柱として維持されており、定期的に委員会メンバーに送られるとともに、会員協会を通じて各国会員企業へ配布されている。また、FIDICのウェブサイトを訪れる多くの一般の人にも読まれている。
■国際金融機関(International institutions)
CE業界を代表して国際金融機関との交流を持つことは、FIDICの中核となる戦略的な活動である。この1年間FIDICは、世界銀行、欧州復興開発銀行、アジア開発銀行、そしてアフリカ開発銀行などと多面的に交流してきた。
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5. ビジネス実務(Business Practice)

FIDIC契約約款の今期の売り上げは前期と比較しほぼ30%増大した。売上高の増分のほとんどは、即時にダウンロードできる電子文書による。
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6. ビジネス展開 (Business Development)

CE業界におけるグローバル化の影響に対処していくため、メンバー各社が世界的な標準に合った品質を確保しながら広範囲の分野に業務範囲を拡張し、事業や技術のスキルとマネジメント能力を向上させなければならないとFIDICは考えている。FIDICは国際訓練プログラム(ITP)、能力開発プログラム(CDP)を進めている。核となるのは、講師育成プログラム、地域訓練プログラムおよび若手専門職経営訓練プログラム(YPMTP)である。FIDICは、FIDICのテキストを用いた訓練を提供出来る講師や専門業者に認可を与えている。
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7. 品質と持続可能性(Quality and Sustainability)

CEがクライアントにサービスを提供する際、最も重要なものが「品質」である。そしてFIDICは、ビジネス実務とプロジェクトの両方において、環境、社会経済、そしてリスクといった問題への配慮とこれらを実務やプロジェクトに組入れる方法を開発し、促進することに責任を負っている。
■品質(Quality)
FIDIC品質委員会の任務は従前の品質管理活動の範囲を大きく超えて、広い意味でのサービスの品質をカバーするものである。主要課題は、「ISO TC176品質管理と品質保証のための技術委員会」との連絡を維持することにある。また、FIDICは、品質に対するより広い定義を検討している。それは、技術的なスキル、関連する経験、最適事例など従来から認識されている概念だけでなく、公正であること、持続可能な解決策を提供できること、そして顧客関係と社会活動での経験のような重要な問題についても、取り込む方向にある。
■持続性(Sustainability)
MDBではFIDICのプロジェクトにおける持続性マネジメント(PSM)のような持続性の3次元の側面を網羅し、構造化され、総合化したアプローチはまだ確立されていない。より持続性の高いプロジェクト調達の方法を検討する作業グループの設立について、多くの借入国との間で話し合いが続けられている。FIDICは、コンサルタント選定における最重要基準である品質の確立にも繋がると考え、この動きに喜んで参加する。 持続可能な開発委員会(SDC)はPSMガイドラインの改定を計画している。また、FIDICは「持続可能な建築連合」の建築物評価システムのコアの部分の開発にも参加している。
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8. 倫理と公正性(Ethics and Integrity)

腐敗は相変わらず世界中にはびこっており、最前線での戦いが続いている。腐敗行為は、不十分で不適切な方針や実務を通して建設業界に絶えず付きまとっている。FIDICはCE業界全体や関係者に倫理的な商習慣を説明し、これを促進しなければならない。FIDICはこれらに高いレベルでのコミットメントを表明し続けている。
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9. FIDIC 事務局 (The FIDIC Secretariat)

記録破りの1年 (A record-breaking 12 months)
■会計報告(The Treasurer’s Report)
FIDICの監査済み2007年度会計収支は、298,365スイスフランの黒字であった。
■FIDIC専務理事報告(The Managing Director’s Report)
今日、成功を収めている企業とは、技術的な能力が突出しているのではなく、どのように営業展開をして、専門知識を売るべきかを心得ている企業である。
Enrico Vink
■事務局(The Secretariat)
FIDICの事務局はスタッフを増員し、5人のフルタイムスタッフ相当の職員構成となった。
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