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理事会報告

株式会社建設技術研究所 代表取締役会長
FIDIC理事 石井弓夫

第158回FIDIC理事会 EXCOMは大会の前 9月9、10日と、大会の後 9月16日に行われ、私は、理事兼Membership Com委員長として出席した。以下に主要議題と議論の要点を紹介する。

Strategic Review Task Force

FIDICの政策について議論。特にRegional Groupのあり方をどうするかを議論。その根底には、EUのEFCAが強力になり独自の活動をしていることがある。EFCAから本部のBrussel移転、FIDICとの合体まで提案されているほどである。均衡ある発展の爲には 他のRGrの強化が必要となった。なかでもASPACに対する期待が大きい。RGrへの補助金支給問題も議論した。

Finance

2000年ハワイ、昨年のパリ大会では予想外のキャンセルが原因で大幅な赤字が出た。2004年は出版物不調だが会費増収(新会員9ヶ国)、支出削減により収支はやや好転。コペンハーゲン大会は黒字を予想。収入(予算)2125が(8月末実績)1398・・まだこれから会費などが入るはず・・支出(予)2025、(実)1107となっていて、年度でやや黒字の見込み。

FIDIC大会赤字の負担を誰がするかを明確にする。会費については、従業員数に依然として大きな過小申告がある。

Seminars

QBSガイドラインが完成したので10カ所でセミナーを予定。第7版ではQCBSに偏っていたが、最終版ではQBS中心に修正された。

Membership Com.

会員の性格、個人と企業の関係について議論したがそれぞれの国の特性によることとなった。ただしここ20年は企業へ重心が移りつつあることも理解した。

1国複数協会加盟(イタリアなど)、協会の性格があいまいな国の加盟(特に中東では以前の日本の技術士会と同じ性格の協会が多い)、Affiliate Memberがその国のMAをすり抜けて加盟する件,地域グループの強化の件を会員資格TF(石井委員長)で検討する

KCCEは組織名をKENCAに変更申請。総会提出を承認

Integrity Management

IFIs(BIMILACI)、Transparency International(本部ベルリン)とも連絡して当っている。ASCE次期会長 Bill Henry(ACEC幹部)も熱心に取組んでいる。

注)私は10月のASCE大会にJSCE代表として参加、Integrity (Professional Conduct)について報告を予定している。

Young Professionals

日本、デンマークの協力で順調に進んでいることが報告された。

FIDIC大会の予定

2005年北京大会につき、参加費等の問題、大会準備遅延の問題で議論。カワグチ前理事に藤江AJCE局長が協力して当ってもらうこととなった。

2006年ブダペストはEFCA、ハンガリー協会と3者共催.負担は3分の1ずつとする。

2007 シンガポール、2008 カナダ・ケベック。以降、イタリア・トリノ、NZ、比、韓国も非公式に立候補。地理的分布を考慮して決める。

次期理事会 第159〜161回の予定

2005年1月20,21日 ジュネーブ  5月5,6日 シドニー  9月 北京

ECM158 後半 2004年9月16日

Eric Langro理事の代わりに今大会で選出された Flemming Pedersen理事(元DK会長)が参加。

  • Langro理事に代わるTreasurerにMaxime Mazloume理事を選出
  • Budapest大会の運営委員会にはFIDIC、EFCA,ハンガリー協会から2名ずつ出す
  • 北京大会は準備が大幅に遅れている。参加費、主講演者、セッション議題はどんなに遅くとも11月には決定しなければならない。
  • EFCA問題を円満に解決すること
  • 会員資格TFは至急TORを決定し、活動に入る。石井委員長より9月中に提案する
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