■BIMILACI'05で討議する議題を提案してください
隔年で開催されている国際金融機関(IFI)とコンサルティングエンジニアリング業界との協議を目的とした会議が2005年4月7日から8日までの日程で、ワシントンDCで開催されます。そこでFIDICは、協議事項の設定と業界参加者の招請を担当します。この会議は、主要な国際開発銀行や同様の機関と直接意見交換するユニークな機会を提供するので、コンサルティング・エンジニアリング業界にとって極めて重要です。会議の主な議題となるのは、調達と品質、インフラ、公正性、および文書の整合性等であり、大きな成果が期待されています。
入札文書の整合化に関しては、訓練プログラムや能力開発全般等においてFIDIC契約約款を最大限に利用するための具体的な方法や戦略が討議されます。調達の問題では、契約段階以前で、いくつかの重大な問題が生じています。特に選定手続きがそうで、多くの機関や銀行の調達方針ではまだ価格が大きな役割を占めているのが現状です。これに対してFIDIC、および地域連合であるEFCAやFEPACによるプレゼンテーションでは、非常に広い意味での品質に重点を置いた調達方針が、説明されることになります。コンサルタント選定の際の様々な選択肢と、それらがプロジェクトの品質および持続可能性に与える影響に関し、最新の考えと経験を共有することが会議の目的です。また汚職も大きな問題です。FIDICは、ビジネス・インテグリティー・マネジメントや、新しく出たModel
Representative Agreement等の出版物を通じて精力的に取り組んでいます。これら主要な問題への取り組み方について合意することは会議の積極的成果となるでしょう。
会員の皆様には、FIDIC事務局に連絡し、議論に値すると考える問題を提起するようお願いいたします。例えば、加盟協会より支払い延滞問題が提起され、IFIから検討に値すると認められたことがあります。基本的インフラを開発するにあたり、IFIとコンサルティング業界は、行なわれた投資に対して最適な成果を求めます。そのため、最良の慣行を共有し、また成果の質の向上を求める意欲があります。
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