A.FIDICの活動(FIDIC - Activities) |
■GAMA20周年式典にみるアフリカの活性化
4月にザンビアで200人もの代表者や訪問者が一同に会し、アフリカのインフラへの投資の増大への試みに触れ、大いなる盛り上がりを見せた。国際的な会社とのパートナリングの機会と同様に、地方のコンサルティング業界のためにより多くの機会が提供された。特別式典にはFIDIC会長が参列し、専務理事によって執り行われた。
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B.ビジネス−事業展開(Business - Development) |
■20周年を祝うEFCAのひかえめな楽観論
今年の会議のテーマ、「エンジニアリング界を発展させる−勝利戦略」は最近のヨーロッパコンサルティング・エンジニア協会連合(EFCA)の発表「我々の未来は確固たるものになる」に触発されている。この発表資料は、環境の変化に取り組む企業の思考となる糧、そして今後のビジネスの機会がどこに眠っているか識別するためのガイダンスを提供している。
■公正管理システム改定
Model Reps Agreement(海外現地エージェントを従事するとき契約は使用することを推奨)のアップグレードについて、FIDICは、多国間開発銀行を含む幅広い利害関係者と相談した。
■FIDICが地域での存在感を強化
2012年5月に東京で開催したFIDIC理事会で、改正地域戦略を決定した。これにより、中東、アフリカ、アジアそして南アメリカにおけるより大きなFIDICの存在感に加えて、ヨーロッパコンサルティング・エンジニア協会連合(EFCA)とのより緊密な協調も期待される。
東京滞在中、FIDIC代表団(Geoff French会長、Enrico Vink理事長、廣谷彰彦理事)および日本コンサルティングエンジニア協会(AJCE)廣瀬典昭会長は経済開発およびインフラ投資に関与する日本の主な省庁の大臣や高官との会合も持った。
【AJCE】FIDIC会長来日報告、セミナー報告はAJCEホームページに掲載しております。
■US FIDICセミナー開催
FIDIC/IBCユーザー会議の開会式が、10月2日から3日にかけてニューヨークにおいて行なわれる。FIDICの活動管理会社であるIBCの協力を得て、建設部門においてFIDIC国際基準の認識を高めること、また北アメリカのFIDIC契約約款ユーザーが、彼らの経験を基にFIDIC契約約款シリーズ活用について協議できることを要望している。詳しくはFIDICウェブサイトで。
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C.協会活動(Industry Representation) |
■ 世界銀行・アメリカ開発銀行との協調の強化
アメリカコンサルタント技術者協議会(ACEC)の年次大会と同時に行われたFIDICのワシントン年次視察で、FIDIC会長のGeoff Frenchと専務理事のEnrico Vinkは、調達部門やインフラ部門、環境部門、公正管理部門など、数多くの銀行の部局と広く開かれた議論を交わした。銀行の立場を明確にすると同時に調達や実行の改善策を提案するため、産業界から提起された銀行出資事業に関する多くの問題が取り上げられた。この議論の結果は、産業界と共有された。
■FIDICはUNEPのシンポジウムで都市について再検討
リオデジャネイロで開かれるRio+20会議に多くの関心が注がれているなかで、FIDICは建設業界のパートナーとの親密な協力を通じて、国連環境プログラム(UNEP)とともに、UNEP-SBCI (持続可能な建設や気候変動イニシアティブ)の特別シンポジウムで「都市の再検討」と題したヨーロッパコンサルティング・エンジニア協会連合(EFCA)-FIDICレポートを公表した。
■FIDICが支援してUNEP-GIRECがRio+20会議で立上
Francois Baillonが代表するFIDICは、UNEPの「資源を有効に活用する都市の建設のための世界イニシアティブ」を立ち上げるために会議に参加し、記者会見では声明も出した。
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D.イメージ (Image) |
■FIDIC新しいウェブサイト開設
FIDICは新しいウェブサイトを立ち上げた。新しいウェブサイトでは、市場の要求と内部の効率化に対応して、書籍の購入や情報の共有、研修やその他のFIDICの活動などのオンラインサービスを、より効率的で使いやすいインターフェースで提供している。是非、意見を寄せてほしい。
■FIDIC100周年記念賞のお知らせ
2013年バルセロナで開催されるFIDIC百周年祭の一環として、過去100年におけるコンサルティング・エンジニアリングの最高の功績を認定し賞賛する。そうすることで、FIDICの100周年を祝うとともに、コンサルティングエンジニアの業績やコンサルティングエンジニアが人々の生活になしてきた貢献を広く知ってもらう。
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E.公示 (Announcements) |
■ソウル会議で世界の持続性に関する報告書を発表
持続的開発の中心であるCambridge 大学のPeter Guthrie 教授の指導のもと、世界中のFIDICメンバーに関わりのある包括的な研究の準備が行われている。報告書は、実用的な手引きであるとともに、異なるプロジェクトの開発段階における全く新しい持続性の考え方や表現方法を提案する。これは、インフラ投資における意思決定を支援し、また、見識ある議論を促進する。
■世界銀行は基礎的な調達に関する見直しを発表
世界銀行は、開発に関する調達において、長い間主要な役割を担ってきた。その方針や手続きは時とともに更新(最近では2011年1月)されてきた。一方で、銀行の基礎的な調達モデルの大部分は20年間以上変わっていない。この期間に、世界経済や銀行が関与する国々の情勢、また、銀行のプロジェクトや活動の特性や範囲は大きく変化している。
■世界を魅了するFIDIC100年祭
産業の歴史において、このすばらしいイベントは、2013年9月にバルセロナで開催される予定であり、その計画は着々と進められている。このイベントでは、" Quality of Life ? Our Responsibility "をメインテーマに、人類が直面するグローバルな課題と、提携する組織とともに、それらの課題に対するより良い解決方法について会議する場が設けられる。
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F.会員協会新着情報 (News from the Member Associations) |
■スイス 成功の100年
高騰する市場環境の中で、2012年の5月にスイス コンサルティング・エンジニア連合(USIC)は100周年の記念を迎えた。FIDICからは専務理事のEnrico Vinkが出席した。
■パレスチナにおけるFIDICの活動
パレスチナにおけるFIDICの、新しく選出された構成教会がラマラ初のFIDIC訓練課程を2012年7月に実施する。そのテーマは「FIDICの契約規定の実用的な利用について」である。詳細と登録についてはFIDICウェブサイトの「The Event」を参照のこと。
■韓国 技術実習制度の拡大
2011年に広範に行われたFIDIC-KENCA技術実習制度での成功を基に、FIDICとその加盟協会である韓国コンサルティングエンジニア協会(KENCA)は、2012年の計画を更に拡大し、人的資源、財務、誠実さ、持続可能性およびコンサルタント企業へのリスクマネジメントというより広範なFIDICの訓練モジュールを追加した。
■ポーランドにおけるリスク管理
ポーランドのコンサルティングエンジニア協会であるSIDiRは、リスク・マネジメントに関する国際会議を計画しており、その会議は2012年10月18, 19日にワルシャワで開催される予定である。詳細はSIDiRウェブサイト(www.sidir.pl)上で発表される予定である。
■オーストラリアの建設環境と議会の会合(BEMP)
BEMPは、オーストラリアのコミュニティーとそれらの建設環境の関係を紹介する国会議員と業界リーダーの間で毎年行われる対話である。
■FIDIC賛助会員、Dar Al-Handasah Consultantsの拡大
Darグループ(レバノンの国際的設計・プロジェクトマネジメントサービス業)は、英国本拠のコンサルティング会社Currie & Brownを取得した。
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