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2004年 日豪交換研修報告

株式会社 日水コン 東京下水道事業部技術第二部設計第二課長
技術研修委員会YPF・YPEP分科会長 秋永薫児

総括報告

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はじめに

今年は、6人のオーストラリアからの研修生を受け入れて、日本国内で研修を行いました。昨年から研修期間を4週間とし、研修最終日にヤングサミットと呼ばれる討論会を催しております。AJCEとしての公式行事は歓迎会を皮切りに、東京半日見学と居酒屋での懇親会、名古屋で開催中であった新交通システム博覧会で最新技術を見てもらい、野田しょうゆ工場や人形工房の見学で日常的な日本の生活文化に触れ、京都・奈良の2泊3日の恒例のツアーでは日本古来の文化施設を見聞きしながら、日本への理解を深めてもらうものです。これらの公式行事によって得た知識や経験と各研修先企業で仕事や組織を通じての日本の理解をしてもらいました。研修の最終日にはヤングサミットを開催し、研修生6名に加えて、AJCE関係者18名が参加し、様々なテーマに基づいて、プレゼンテーションや討議をしてもらいました。

研修生氏名と研修先は次のとおりです。

表  豪州研修生リスト
氏名 所属会社 研修先
Mr. Anthony Fullelove Maunsell Australia Pty Ltd 株式会社森村設計
Ms. Natalie Funtera GHD Pty Ltd 株式会社長大
Ms. Amanda Lake Kellogg Brown & Root Pty Ltd 株式会社日水コン
Mr. Christopher Adamantidis SMEC Australia Pty Ltd 日本建設コンサルタント株式会社
Ms. Tanya Coates Hyder Consulting 株式会社オリエンタルコンサルタンツ
Mr. Matthew Mckibbin GHD Pty Ltd 株式会社 建設技術研究所

 

ツアー

10月16日昼過ぎから歓迎会を(株)長大の会議室をお借りして、1時間程度行い、日本語を交えた自己紹介をした研修生もいました。畑尾技術研修委員長の挨拶と秋永YPF・YPEP分科会長によるAJCEでの活動内容やヤングサミットについて説明が行われ、その後食事をしながらの歓談となりました。

東京半日見学では「現在」を見てもらうために、東京タワーなどのいわゆる観光名所をまわりましたが、ツアー後の銀ブラが楽しかったようです。名古屋で開催されていた新交通システム博覧会では、最新技術、新しい発想のシステムに興味を示し、短い時間でしたが日本の「今と将来」を垣間見たのではないでしょうか。「日常生活」に身近なしょうゆの工場見学は日本人でもなかなか機会がないので、皆で説明を聞き入っていたようですし、人形工房でも細かい造りに見入っていたようです。京都・奈良のツアーでは、分厚いガイドブックを読み込んで勉強していた豪州研修生や熱心に見学していた同行の日本人の方もいたようですし、木造の古い建物やたくさんの仏像など異文化からの刺激は十分に与えられたものと思います。

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