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FIDIC Forum報告株式会社ニュージェック 顧問
英国の名門コンサルタント企業であるArup社からエマーソン理事が発表しました。大会のテーマ「コンサルティングエンジニア、専門職かビジネスか」に沿って人材を如何にコンサルタント企業に惹きつけるかについて、時代に則した考えを論じたものです。 ただ、正直にいって、発表中はよく解らない所が多く、事後に彼のペーパーを読んでの報告であることをお断りします。 発表の要旨は、コンサルタント企業が直面している「変化と挑戦」―これは即ちクライアントの要求変化が市場に及ぼす変化によって対応を迫られているわけですが、これを人的資源の側面から考えたものです。 人材を如何に集めて、意欲をもって持てる能力を発揮させ、クライアントの要求に応え、そこから企業としての利益を生み出すかは、経営の最重要課題であることは自明のことです。勿論、これはその企業の目指すところ(市場)によって多少は違ってきますが、原理的には同じものと考えられます。 彼によれば人材の動機付けはいろいろあるが、企業の基本方針に対して社員が意見を述べることの出来ること、および企業の付加価値が社員に分配されること、これを満たす形態として企業の共同所有が最も望ましいと結論しています。 具体的には、現在のコンサルタント企業にみられる所有形態である、パートナーシップ(Partnerships)、非上場企業(Private corporation)、上場企業(Publicly quoted firms)そしてトラスト所有企業(Trust owned firms)のうち4番目のトラスト所有企業です。 最後に、非常に「知的で自己管理がほぼできる専門職業人」のコンサルタント社員をあつかうために、彼があげた4つの原則を引用します。
感想としては英国の名門コンサルタントOve Arup社における40数年にわたる彼自身の深い経験にもとづく議論であるため、どれももっともと感じましたが、日本の企業文化と社会環境のもとで、わが国のコンサルタント企業が如何にして彼らに伍してビジネスを展開していけばよいか、名案が浮かばない、とまどいの気持ちを抱いた次第です。 |
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