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2002年 日豪交換研修報告技術研修委員会第1分科会長 松田康治氏 総括3特に嬉しかったのは今回初めて研修生を受入れていただいた企業から、意見交換を含めた国際交流の中で、若手技術者の視野を広げる意味で非常に有益であったとの感想を「Young Summit」の場で頂いたことである。「Young Summit」終了後の歓送パーティでは、アルコールも適当に入っていた勢いもあって、談笑活発でついつい予定時間をオーバーしてしまい、両国の親睦を深める点では120%の成果があったことを付け加えたい。このように交換研修は無事に終了したが、AJCEとしての反省点もある。それは、「Young Summit」の研修成果発表で発表時間の1/3程度が受入れ企業や自社の紹介だったこと。また、1/3が研修内容の紹介だっだったことである。確かに、会社紹介や研修内容の紹介も必要かも知れないが、研修成果の具現化が乏しかった印象は拭えない。その原因として"研修プログラムを各受入れ企業にお任せしており、例えば研修の全体テーマを何にするかという基本的方針がAJCEとして欠如していた。"という点が考えられる。 今回、NZからの研修生が来なかったのも案外この辺に原因があったのかも知れないし、また、交換研修制度も今回で7回目を迎え、研修制度そのものを見直す時期に来ているのかも知れない。具体的には交換研修制度を通じて今まで日・豪/NZを合わせて合計51名の研修生を交換したが、友好交流の域を出ず、実際のビジネス面で成果が発現されていない。私個人の交換研修の意義として、将来のコンサルタント業界を担う若手技術者に対し、一つにはたがいの友好を深め合うという目的と、一つには日本を外から眺めることにより、我々日本のコンサルタントが置かれている現状に対する再評価の機会(我々が当然と思っていることが必ずしも当然では無いかも知れない。)を提供する目的の2つがあるではと思っている。最終的には、前者は将来の共同事業に繋がり、後者はコンサルタントの地位向上へ繋がることを期待している。その意味で昨今の建設業界の環境変化と今までの7回の交換研修制度の実績を考えると、交換研修制度の内容も更なるステップに移る時期ではと感じられる。 2003年は日本から豪州・NZに研修生を派遣する年にあたり、研修生のCapacity Buildingの観点から何ができるかをAJCEとして考えていきたい。 最後に今回研修生を受け入れて頂いた(株)建設技術研究所、(株)日水コン、(株)ニュージェック、(株)長大、(株)オリエンタルコンサルタンツ、(株)応用インターナショナル、(株)森村設計、および合同現場見学で研究所を提供して下さった(株)日本工営の各社に心からお礼申し上げます。また、合同ツアーの幹事役をお願いした鵤様、ACEAとの調整役をお願いしたAJCE事務局に対しても深くお礼申し上げます。 研修生のレポートは英語版ホームページのJAPAN YPFのTrainee Reportをご参照下さい。 |
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